パワーストーンに込められたエネルギーは非常にデリケートで、身に着ける人の状態や環境などの影響を受けやすく、また、色・占星・九星・干支・風水・スピリチュアル・人体エネルギーなど様々な易や学問とも密接に関係していると言われています。
石の産地によるエネルギー
一説によれば、パワーストーンに込められているエネルギーは、同じ物であってもその石が採れる産地によって異なるとされています。
石が地中で形成される過程において、これまでその土地が歩んできた歴史や地域に暮らす人々の思念が石に入り込み、影響を受けそのエネルギーの性質や強さに繋がると言われています。
例えばパワーストーンを浄化する際に用いる水晶クラスターに置いても、特にヒマラヤ産の「ヒマラヤ水晶クラスター」は、他の地域のものに比べて、より浄化能力に優れていると定評があります。それはヒマラヤ山脈が古くからチベット仏教などの信仰における聖地として、特に神聖視されているからです。
石の品質によるエネルギー
パワーストーンは、自然が作り出した産物であり、生成される環境により、同じ石であってもふたつとして全く同じものはありません。
殆どの石にはクラックという小さな傷が含まれていますが、その程度は個々の石により異なりますし、また同じ種類の石であっても、色、大きさ、模様など、様々な要素に違いがあり、個性があります。こういった違いが、石の受けるエネルギーとの相互関係に影響を及ぼすとされています。
つまり、石が持つ傷も、一概にエネルギーを弱めてしまうという訳ではなく、その石が持つ構造上の特徴に影響が現れるのです。
例えば、水晶は透明なのでクラックが非常にわかりやすい石ですが、クラックの傷口が光の反射により虹色に輝く性質を持っています。これを、光の特殊効果「イリデッセンス」と呼び、「幸運の象徴」とされて好まれたり、「レインボー水晶」として扱われたりする事もあるのです。
色によるエネルギー
同じ名前の石でも、見た目が特徴的で、「パーティーカラー」や「バイカラー」などと呼ばれる、色の異なる石が存在します。フローライトやトルマリンなどが代表的ですが、他にもスギライトやカーネリアンなど、石によって色の風合いが異なる石もあります。
パワーストーンの持つエネルギーは、どんな色合いの物を選ぶかによって、ベースが同じであっても、特性に違いがあると考えられています。
例えば、スギライトには、同じ石ひとつをとってみても、色が黒、紫、白、灰など様々で、石の模様にも特徴があります。スギライトのエネルギー特性のベースには、強力な「癒し」の力が込められているとされていますが、霊的干渉から身を守る御守りのような力もあることから、「霊的」な概念を含むクセの強い石とも言われています。
明るい色のスギライトを身に付ければ、より「癒し」の力が強く、反対に暗い色のものを身に付ければ、より「霊的」な力が強く働くと言われ、色味によってその石の持つエネルギー特性が変わる石として知られています。
赤
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愛、活力、情熱を呼ぶ |
ピンク
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慈悲深い心と包容力を与える |
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オレンジ
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バイタリティを高める |
黄
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判断力や決断力を高める |
緑
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安らぎと癒しの象徴 |
青
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冷静な判断と光る知性 |
紫
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神秘的な魅力をアップさせる |
茶
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不安を消し、自信をもたらす |
金
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高次の意識や霊性を進化させる |
銀
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崇高な志を高める |
黒
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命や生命力を司る |
白・透明
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環境を清めてリセットする |
誕生日によるエネルギー
人は、生まれた瞬間にそれぞれ異なる波動を持ち、以降、誕生日が訪れるとその波動は強まると考えられています。その強まった波動が特定のパワーストーンと共鳴を起こし、いわゆる「誕生石(守護石)」として、持ち主をサポートする働きかけをするとされています。
誕生石は月ごとに割り当てられているのが通説ですが、厳密には、366日全ての日にそれぞれの守護石となる天然石が存在すると言われています。
1月 | ガーネット |
---|---|
2月 | アメジスト |
3月 | アクアマリン・赤珊瑚・ブラッドストーン |
4月 | 水晶(クリスタル) |
5月 | アベンチュリン・エメラルド |
6月 | パール・ムーンストーン |
7月 | カーネリアン・ルビー |
8月 | サードオニキス・ペリドット |
9月 | サファイア・ラピスラズリ |
10月 | トルマリン・オパール |
11月 | トパーズ・シトリン |
12月 | ターコイズ・タンザナイト |
また一年を12宮で分けた12星座と、太陽、月、太陽系の惑星との連動により、性格や才能、資質、相性、運勢などを判断する西洋占星術があります。これら12星座にも、それぞれの特徴に対応した「星座石(守護石)」として、持ち主の星座に呼応してサポートする力をもつパワーストーンが割り当てられています。
星座名 | 該当誕生日 | 支配する惑星 | 星座石 |
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牡羊座 | 3/21~4/19 | 火星 | ロードクロサイト・ルビー・ガーネット |
牡牛座 | 4/20~5/20 | 金星 | サファイア・エメラルド・ジェダイド・アベンチュリン |
双子座 | 5/21~6/21 | 水星 | アゲート(瑪瑙)・ジェダイド・シトリン・アクアマリン |
蟹座 | 6/22~7/22 | 月 | ムーンストーン・ラブラドライト |
獅子座 | 7/23~8/22 | 太陽 | アンバー・ルビー・カーネリアン・ペリドット |
乙女座 | 8/23~9/22 | 水星 | ターコイズ・サードオニキス |
天秤座 | 9/23~10/22 | 金星 | オパール・トルマリン・ペリドット |
蠍座 | 10/23~11/21 | 火星・冥王星 | オパール・トパーズ・ブラッドストーン |
射手座 | 11/22~12/21 | 木星 | トパーズ・ラピスラズリ・ターコイズ・アメジスト |
山羊座 | 12/22~1/19 | 土星・天王星 | タイガーアイ・ガーネット・ターコイズ |
水瓶座 | 1/20~2/18 | 土星・天王星 | アメジスト・サファイア・エンジェライト・スモ-キークォーツ |
魚座 | 2/19~3/20 | 木星・海王星 | アメトリン・ムーンストーン・アクアマリン・フローライト |
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九星によるエネルギー
九星とは、古代中国から伝わる民間信仰で、一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫の九つがあります。陰陽五行思想に基づく、木・火・土・金・水の五行や十二支との組み合わせで八卦に割り当てた九星図を作り、生年や方位に当てて運勢や方位の吉凶を占う占術として知られています。天然石の世界では、この九星に対応した「色」を守護石として考えられています。
九星 | 対象石 |
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一白水星 | ムーンストーン・アクアマリン・水晶など |
二黒土星 | ヘマタイト・トルマリン・オニキス・タイガーアイなど |
三碧木星 | アマゾナイト・ラピスラズリ・ブルーレースメノウ・ラリマーなど |
四緑木星 | アベンチュリン・マラカイト・エメラルド・ジェイド・ペリドットなど |
五黄土星 | シトリン・タイガーアイ・カルサイト・琥珀など |
六白金星 | パール・ローズクォーツ・クンツァイトなど |
七赤金星 | カーネリアン・アラゴナイト・サードオニキス・ガーネット・コーラル(珊瑚)など |
八白土星 | ハウライト・ホワイトオニキス・オパールなど |
九紫火星 | スギライト・レピドライト・アメジスト・フローライト・チャロアイトなど |
チャクラによるエネルギー
東洋医学では、人間には「気」と呼ばれる人体エネルギーが体内を循環していると考えられています。この「気」が通る出入口を「チャクラ」と呼び、諸説ありますが、人体の部位に応じて9つあるとされています。
そして、それぞれのチャクラに応じた色と、パワーストーンがあります。これらを身に着けることで、波動を強くしたり、影響を与えることができると考えられています。
チャクラ名 | 該当箇所 | 対応色 | 対応石 |
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第0チャクラ | 足の裏 | 茶 | オニキス |
第1チャクラ | 尾てい骨 | 赤・黒 | ヘマタイト・タイガーアイ |
第2チャクラ | 生殖器 | 澄・赤 | アラゴナイト |
第3チャクラ | 腹部 | 黄 | シトリン |
第4チャクラ | 心臓部 | 緑・桃 | アベンチュリン・ローズクォーツ |
第5チャクラ | 喉 | 青 | ターコイズ・アクアマリン |
第6チャクラ | 眉間 | 藍 | ソーダライト |
第7チャクラ | 頭頂部 | 紫 | アメジスト・チャロアイト |
第8チャクラ | 頭頂部(上部) | 白 | オーロラクォーツ |